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子供たちの食事

オスグット病は小学校高学年~高校生に多く発症するのが特徴です。骨や筋肉がつくられ徐々に身体が大人へと変化していく時期です。

その時期に何を食べているかで、つくられる筋肉や骨の質や成長に影響がでると考えられます。オスグット病になりやすいかどうかと日常の食事には深い関係があるように思います。

「まごわやさしい」食事で健康な身体づくり

「まごわやさしい」とは、杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生の提案した食事法です。健康な食生活に役立つ和の食材の最初の文字を覚えやすく言いあらわしたもので、健康に良いと、テレビで紹介されたり、有名スポーツ選手も実践している食事法です。

伝統的な日本型の食生活は必要な栄養素をたっぷりと含んだ理想的なかたちです。
是非、成長期のお子さん達の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 「ま」→豆
  • 「ご」→ごま
  • 「わ」→わかめ
  • 「や」→野菜
  • 「さ」→魚
  • 「し」→しいたけ(きのこ類)
  • 「い」→いも類

「ま」→豆

(納豆・大豆・豆腐・あずき・油揚げなど)
「畑の肉」といわれる大豆は、良質のたんぱく質、ミネラルが豊富。脂肪も含まれていますが、動物性の脂肪のようにコレステロールが多くないことが魅力です。動物性のたんぱく質を減らし、植物性のたんぱく質を増やすことで肥満の予防につながります。

「ご」→ごま

(ごま・ピーナツ・アーモンド・くるみ・栗など)
ごまは、たんぱく質・食物繊維・カルシウム・ミネラルなど栄養豊富。老化の原因となる活性酸素を防ぐ抗酸化栄養素も含みます。

「わ」→わかめ

(わかめ・のり・昆布・ひじき・もずくなど)
たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。また海藻に多く含まれているヨードは体内の代謝を活発する働きがあります。成長期の子どもさんには特に必要なもので、不足すると低体温やイライラなど精神不安の原因になります。毎日でも食べられるようにサラダやみそ汁などに入れるとよいでしょう。

「や」→野菜

(ほうれん草・トマト・かぼちゃ・ニンジン・キャベツなど)
β-カロテンやビタミンCが豊富。皮膚や粘膜を健康に保ち、抵抗力を維持します。最近では旬を問わず、色々な野菜が並んでいますが、旬のものはおいしく栄養価も高いです。その季節ごとの旬の野菜を選んで取り入れるようにしましょう。

「さ」→魚

(青魚・鮭など)
魚にはお肉に負けないすぐれた栄養があります。筋肉をつくるたんぱく質、脳をつくるDHA(ドコサヘキサエン酸)、骨を丈夫にするカルシウム、血液をサラサラにするEPA(エイコサペンタエン酸)などが含まれています。
普段の食事がお肉中心の方は、積極的にお魚を取り入れてみてください。おやつに煮干しなどの小魚を食べるものお勧めです。

「し」→しいたけ

(しいたけ・しめじ・エリンギ・まいたけ・なめこなど)
しいたけは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で、カルシウムを骨に定着させるのに有効です。特に日光に当て乾燥させたきのこ類は、ビタミンDの量が多くなります。カルシウムの豊富な食材と合わせて食べるとよいでしょう。
また食物繊維やビタミン・ミネラルも豊富に含まれています。

「い」→いも類

(じゃがいも・さつまいも・里芋・山芋など)
いもの中でも食卓に登場しやすいじゃがいもは、ビタミンCやカリウム・食物繊維が豊富です。カリウムは、多くとり過ぎた塩分(ナトリウム)を体外へ排出する働きがあります。塩は日本の食卓には欠かせない調味料であり、お子さんたちは味の濃いものが大好きです。食事の中にカリウムを取り入れることで体内の塩分(ナトリウム)のバランスを整えましょう。