腰痛対策

『ぎっくり腰』『腰椎椎間板ヘルニア』『脊柱菅狭窄症』

皆さんがお悩みのこの痛みは、いったいどこからくるのでしょうか?

急性腰痛症・ぎっくり腰

一瞬、息が出来なくなるほどの激しい痛みが腰に走り、動けなくなることもある腰痛が、急性腰痛症です。またの名をぎっくり腰といいます。
症状がひどい場合は、歩くことはもちろん、寝返りを打つことも困難になります。

きっかけとして…

① 膝を曲げずに重い荷物を持ち上げたり

② 十分な準備体操なしに激しい運動をしたり

③ くしゃみをした瞬間

などで症状が出ることがあります!

痛みのきっかけが、はっきりしていることが多いということも特徴の一つです。

発症するケース

① 腰椎の周辺の関節包や靭帯、筋肉、椎間板などを捻挫したり、損傷した場合。

② 老化していた骨に、急な動作で負担がかかり骨がつぶれたり、椎間板ヘルニアの初期症状になった場合。

①は安静にすれば1週間~1か月ほどで治まるのに対して
②は痛みがなかなか治まりません。

痛みが長引く場合や、腰痛以外に排尿や排便障害、血尿が見られる場合は、すぐに病院で検査を受けましょう。
まれに腰椎椎間板ヘルニアや骨の癌、骨粗鬆症、尿路結石などの病気が隠れていることも…。

まずは、急性腰痛症・ぎっくり腰の直後は患部を冷やして炎症を抑えましょう。重たい荷物を持ったり、中腰になるなどの腰に負担がかかる動作は控えましょう。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、比較的若い男性に多く見られる腰痛の原因となる病気です。

腰椎は、5つの椎体から構成され、その椎体と椎体の間にあるのが椎間板です。
椎間板は健康な状態であれば、弾力性があり、腰椎にかかる衝撃を吸収する役割をしてくれます。その椎間板に大きな圧力が加わったり、中腰の姿勢を長時間とることで椎間板に亀裂が入ると、中の髄核が押し出されることがあります。

これが『椎間板ヘルニア』です。

椎間板ヘルニアには①急性型と②慢性型の2タイプがあります。

① 急性型は重い荷物を持ち上げた時におこる『ぎっくり腰』の状態です。最初は激しい痛みが起こりますが、安静にすれば次第に痛みは軽くなります。

② 慢性型は特にきっかけはなく、なんとなく腰に鈍痛が起こったり治まったりの状態を繰り返します。

どちらのタイプにも、足に痛みや痺れを感じる座骨神経痛が起こる場合があります。

痛みが激しい場合は安静にしているのが良いでしょう。
急性の痛みには、患部を冷やして炎症を抑えましょう。

腰部脊柱菅狭窄症

脊柱菅の狭窄は、腰椎椎間板ヘルニアや脊椎分離症、脊椎すべり症などがあるとなりやすく、すべての年代で発症する可能性がありますが40~50代以上の特に高齢者に多く見られます。

脊椎でクッションの役割をしている椎間板は、腰を動かすたびに酷使されるため、20歳を過ぎたころから老化が始まります。
椎体にトゲのようなものができたり、脊柱菅が押しつぶされることがあります。
その結果、脊柱菅の中を通っている神経が圧迫され症状が出てきます。

背筋を伸ばして歩くと、足にしびれが走ったり、足がもつれたりして歩くことが困難になりますが、腰かけてしばらく休むとまた歩けるようになる『間欠跛行(かんけつはこう)』という状態があるのが特徴です。

腰を反らすことで神経が圧迫されるため、腰を丸くして休むと症状は治まります。
こうした症状は朝や寒い季節に多く現れます。
症状が悪化すると、仰向けに寝ても足にしびれが起こり、背中を丸めて寝ないと痛くて眠れなくなります。

仰向けで寝るときは、膝の下にバスタオルを入れて寝ると、膝が曲がり、腰の反りが小さくなるので痛みが和らぎます。